メンバーさんの声・事例

プレワークでは、作業をともに行う仲間として利用者様を「メンバーさん」と呼んでいます。

コミュニケーションが苦手な方も、作業を通して少しずつ人との関わり合い方を学ぶことができます。

メンバーさんの声

Sさん/60
2014年利用開始

自分のペースでできる作業が多いですし、体調が優れない時は作業時間を短くしてもらえる事もあるので、無理なく通所を続けられています。

 

自分はストレスに弱い体質ですが、プレワークの環境は居心地が良いです。

 

Kさん/37歳・男性
2020年利用開始

一時通所できなくなりましたが、職員の方々の対応もあり、再通所できるようになりました。他人と比較することよりも、自分のペースで失敗しつつ通所することが大事だと感じます。失敗を承知で、苦手な作業に挑戦したりもしています。

 

プレワークは小さな悩み事から相談できる場所、失敗しながら学び、自分を成長させることができる場所。そんな場所だと思います。

 

Hさん/48歳・男性
2021年利用開始

最初はプレワークの作業に慣れず、自分の作業スピードより周りの作業スピードが速く気にしていたのですが、職員の方が「作業の丁寧さに自信を持ってください」と言ってくださったことで、少しずつ自信が持てるようになり、作業の速さよりも、自分の強みを伸ばすためにどうすればよいか考えるようになりました。そう考えていくうちに、周りの人のスピードにはまだまだ敵わないですが、前よりも少しずつですが、作業が早くできるようになったと実感しています。

 

作業を通して、自分の強みを見つけ、伸ばしてくれる、そんな事業所だと感じました。

 

メンバーさんの事例

プレワーク卒業生
Nさん/28歳・男性
利用期間2年4か月

● プレワークを利用するまで

元々内気で学校は好きではなかったです。中学2年生夏から不登校になり、高校も途中で退学しました。だったら働かなければと思い、アルバイトをいくつか自分で探して挑戦しても数日で辞めてしまって、そのあとは家に引きこもっていました。家族がいろいろ福祉サービスを探してくれて通っていたのですが、新型コロナウィルスの影響もあってなかなか就職活動がうまくいかなかったです。思い詰めて精神的に調子が悪くなりそうな時に社会福祉協議会の相談員の方からわかくさ福祉会を紹介してもらいました。

 

● プレワークの利用を開始して

最初はとても緊張して、結束機の音が大きくて怖かったです。通所の日を最初の半年は週3日、次の半年は週4日にして、そのうちの1日を施設外就労、さらに次の半年は週5日、そのうちの施設外就労を週2日に増やして気力と体力を付けていきました。
最初の半年にゆっくり取り組ませてもらったおかげで自信がつきました。

2年くらいで就職できたらいいかなあと思っていましたが、自分とじっくり向き合うことで「自分に合っているところを見つけて就職するなら、多少の時間はかかってもいい」と考えられる余裕も出てきました。

プレワークは作業の種類も多くて、特に印象に残っている作業はレコードクリーニング作業です。昔のものだと思っていたレコードに僕の人生で触れることができるとは! 施設外就労で覚えた段ボールのほどき方(中のものを傷つけないように開けること)は今の仕事の品出しに大変役に立っています。

作業だけでなく、みんなで食事をしたり、プレゼント交換をしたレクレーションはとても楽しかったです。

 

● 現在の仕事について

現在の仕事は品出しがメインですが、お客さまや一緒に働いている方々など人と接することが多い職場です。

自分でお客さまに案内することも増えてきました。分からない時は自分で答えるのではなく、他の社員さんへの取り次ぎもうまくできるようになりました。

自分の業務内容は決まっているので、集中しやすく安心して仕事ができます。接客の仕事をするとは昔の自分なら思わなかったけど、踏み出してみると意外とできたことがうれしかったです。

プレワークに来るまでは自分ひとりで決めていたけれど、いろんな人に相談して考えて決めたことがよかったと思っています。

 

● 将来について

これからは少しずつ働く時間を長くしていきたいと考えています。新しい仕事にもチャレンジしていきたいです。そして職場の担当の方にも言われましたが、何か趣味を持ちたいなと思っています。

 

プレワーク利用者
Yさん/34
歳・男性
利用期間2年6か月

● プレワークを利用するまで

プレワークに来る前は、デイケアを利用していました。無理のないよう、週2日の通所からスタートしました。少しずつ生活リズムが安定し、家族以外の人ともコミュニケーションを取れるようになりました。

週4日の通所ができるようになった頃、家族やデイケアの担当スタッフから「そろそろ、就労に向けて訓練できる事業所に通うのはどうか」と提案があり、いくつかの事業所を見学・体験してみました。その中でも、プレワークの軽作業(ダイレクトメール封入やレコードクリーニングなど)を見て、自分でもできそうだと感じたので、プレワークを利用する事に決めました。

 

● プレワークを利用してみて

最初は不安な気持ちもありましたが、優しい職員や話しやすい利用者さんが多く、安心して通えるようになりました。何かあれば、職員さんへ気軽に相談できます。

通所は週3日フルタイムから始め、職員と相談しながら少しずつ増やしていきました。今では、週5日フルタイムの通所も問題なくできています。

プレワークにはさまざまな作業があり、どれも焦らず自分のペースで取り組むよう心掛けています。施設外就労にも入るようになりましたが、企業やそこで働く人の雰囲気を感じたり、実際の仕事に関わる事ができたりと、良い経験になっていると思います。

 

● これからの目標

今後は、就労したいという思いがあるので、さまざまな企業の見学・実習を行い、自分に合った仕事や働き方を見つけていきたいと考えています。
次のステップとして、就労移行支援事業所も検討しています。

 

卒業生の声

Hさん/49歳・男性
2016
プレワークから就職

当たり前ですが、会社にはいろいろな人がいます。自分が苦手に思う人でも、一緒に仕事をすることで業務が成り立っていて、毎日通って就業時間を過ごさなければなりません。それには毎日規則正しい生活をして、自分で体調を整えていなければなりません。プレワークは、その訓練をする良い機会を提供してくれる場所だと思います。
また、いろいろな作業が用意されているので、作業を通して集中力を養うことができるのがプレワークのよいところだと思います。

 

私は、できるだけ早く就職したいと思っていたのですが、職員の方から「長く働き続けていくためにはもう少し準備が必要」と言われたので、早く就職したいという気持ちを我慢してプレワークに通い続けました。
今振り返ってみると、あの頃の自分では「まだ働くのは早い」と言われた理由が分かります。そういう意味でも、プレワークは就職する際の良いステップになったと思います。

 

Sさん/48歳・女性
2023
プレワークから就職

 私は被害妄想が強く、プレワークでは「聞こえてくる声」について相談をしていました。

プレワークではいろいろな作業を経験させてもらいましたが、中でもダイレクトメールの丁合・封入作業や包帯の裁断作業は、集中力をつける練習になりました。
また清掃作業では、体力をつけることもできました。

 

プレワークに通所してから7年、今年就職をすることができました。これからも頑張っていきたいと思っています。

 

 

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